6月末に公表された統計では、タイの輸出も設備投資も前年を上回った。一方、同日発表の日系企業調査は、下期の業況が悪くなるとみる企業の方が多い。売れる先や投資の使い道をたどると、この温度差の理由が見えてくる。12

電子機器の輸出には勢いがあるものの、自動車の生産は弱い。企業は原材料高と国内需要の低迷に直面し、設備への支出にも、今ある工場を効率よく動かすための更新・合理化が多い。初回の「タイ事業環境ダッシュボード」では、月次の10指標と半年に一度の調査を組み合わせ、7月初めの需要・費用・投資を整理する。